必要な資格とスキル
貿易事務は、貿易業務を主とする企業での仕事になりますから、貿易に関する用語が飛び交います。つまり、必ず必要になるスキルは、貿易用語などの専門知識という事になります。また、貿易そのものの知識も知っておかなければなりません。その他に、外国為替、船積み、保険、法律、経済の知識も必要とされています。
また、取引先は、海外企業や海外に拠点を持っている企業が多いのが、貿易業界の特徴です。ですから、そういった取引先の国における言語スキルは必要となってきます。英語力は、実用英語技能検定、いわゆる英検においては1級以上、また、TOIECにおいては600点以上の能力が必要とされています。更に、中国や韓国、その他の貿易が盛んに行われている国の言語スキルも持ち合わせていると、尚一層良いという事です。
そして、貿易において、海外から届いた荷物を国内市場に受け入れる為に必要な保管、申告、検査、関税納付、許可などの手続きを行う事の出来る通関士の資格も必要とされています。また、貿易実務検定試験という、貿易に関する知識能力を判定する検定試験があり、こういった資格も持っておくと良いと言われています。
更に、現代社会において、データ処理を行っているという傾向から、OA機器スキルは持っておく必要があるでしょう。