貿易事務のニーズ
貿易事務が活躍する業界は、メーカー、商社、船舶会社、乙仲となっています。船舶会社においては、会社が船を所有し、それを運用して貿易を行います。乙仲は、仲介業務を行います。貿易を行う企業でのニーズがあります。また、近年においては、グローバル化に伴い、海外進出をしている企業や海外に法人を設立して活動を行う企業もあり、貿易に関する企業のみならず、海外との結びつきのある企業においても、貿易事務のニーズが増えてきています。
貿易事務は、一般事務と同様、多くの企業において求人情報が絶えない職種とされています。また、正社員としての採用が減少しており、派遣社員のニーズが増えてきているのが、近年の傾向となっています。そのため、貿易事務においても、派遣社員として採用され、企業で働くというパターンを取っている企業が多いという事です。更に、その派遣の形も、長期の派遣期間を希望している企業が多く見られる事から、貿易事務は、紹介予定派遣での派遣を勧めている職種の1つとなっています。
貿易事務の時給は、派遣会社や地方によって違いますが、相場としては、関東で1650円前後、1番安い北海道で、1180円前後となっており、一般事務に比べると、やや高めとなっています。貿易事務は、多くのスキルを持ち合わせた専門職にも似たところがありますから、時給にも反映されているのだと考えられます。
更に、多くのスキルや資格を持っている貿易事務は、あらゆる方面の知識に長けている事もあり、キャリアアップの見込める職種とも言われています。